(続き。)
気持ち悪くても実際に嘔吐することはないが、
身体が食べ物を受け付けない。
前日は朝食のみ、この日も朝にリンゴを2切れほど食べたのみだった。
発作は、そんなしんどい状態が続いていたために起こったもので、
それ自体は心配ないそうだ。
病院で栄養の点滴を受けてからは、発作が出ることはなかった。
それよりも、対処すべきは、周期的に起こる頭痛のほうだと。
診断名は“緊張型頭痛”。
肩凝りなど筋肉の緊張やストレスにより引き起こされる。
これまで頭痛で医者に掛かったことはないが、
調べたことがあったので、自分でも見当はついていた。
今回は、風邪が長引いて体調が回復していないところに
起こったこともあり、いつもより悪化したと考えられる。
来月以降もひどい症状が続くようであれば、漢方薬を服用するなど、
本腰を入れて治療に取り組む必要があるということであった。
結局、今回の体調不良で水曜午後から金曜まで2日半仕事を休み、
土曜に再び点滴と診察を受け、日曜の写真教室の撮影実習は休んだ。
働き始めて12年目、体調を理由にこんなに長く休み、
寝込んだのは初めてだ。
その間、発作が怖くて何日もお風呂に入れず、すっかり気が滅入り、
今後もう普通に生活できる日は来ないのではないかと
涙が出るほどであった。
しかし、この一週間は、頭痛や吐き気はほとんど起こっていない。
胃袋が縮んだのか、食は細くなり、体重もまた落ちたけれど、
一週間仕事をし、週の半ばからは残業をこなしつつ、
ジムにも行くようになり、いつものペースを取り戻しつつある。
症状の治まっている今はあまり深刻に考えずに生活しようと
思う一方で、あの症状が今回限りかは分からない。
寝込むのは辛いし、頭痛を理由にそう度々欠勤するわけにもいかず、
来月以降どうなるかと思うと、いささか不安ではある。
-----