いったんカメラの世界に首を突っ込むと“レンズの沼”に嵌り
次々と高価なレンズを買うようになる…という話を耳にしたことがある。
何とも恐ろしい沼であるが、周囲を見渡すとそのようなヒトは結構多い。
しかし、幸いにも、私はまだこの沼に足を取られていない。
デジタル一眼レフを手にして丸2年、写真教室にまで通っているのに、
未だに、EOS Kiss X4のダブルズームキットに付いていた
18-55mmの標準ズームと55-250mmの望遠ズームの2本で頑張っている。
まだ一度もレンズを買ったことがない。
私とて他のレンズを使えば作品の幅が広がるかもという気持ちはあるが、
それでも購入に至らないのは、財力よりも体力がないからである。
通常、良いレンズは大きく重い。
しかも、新たに高性能なレンズを所有したら、使うかどうかは別にして、
撮影のたびに持っていかなければならなくなる。
荷物になるからといって家に置いておくと、撮影の際、
あ〜、あのレンズ持ってこればよかった〜!となり兼ねないからだ。
これ、ただでさえ体力がない自分には、到底、無理(ーー;)
おかげで沢山お金を遣わずに済んで助かるとも言えるが…(-。-) ボソッ
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そんな私だが、最近、キヤノンのレンズ試用モニターに当選した。
当たったのは“キヤノン EF100mm F2.8L マクロ USMレンズ”で、
買えば10万円くらいするシロモノだ。
早速、家でそこらへんにあった小物や造花を撮影してみたが、
もひとつよく分からない。
これじゃ10万円レンズが泣くよな…というわけで、
まずは練習がてら近所のサントリー山崎蒸溜所と椎尾神社へ。
お花やモミジを撮ってみた。
明るいレンズとあって、ボケ味は◎
しかし、ピントの合う範囲が狭く、思いのほか難しかった。
手ブレ補正が付いているので三脚を持っていかなかったが、
屋外の花なんかは、ちょっとでも風が吹いて揺れれば
ピント位置がずれるので、三脚が必要と感じた。
そして、やはり…デカいし、重い。
これ一本ならまだしも、交換レンズとして
三脚とともに持ち歩くのはさぞかし負担であろう
(こんなことを言う私って写真に向いてないのかも…(-_-;))
今回のモニター期間は3週間。
レンズ返却時には、これを使用して撮った作品をプリントして
同梱しなければならない。
それまでに、もうちょっとレンズの特性を理解して
素敵なマクロ写真が撮れるようになるべく、練習しようと思っている。
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