(続き。)
最後に出場したのは
25m平泳ぎで、今回最も重点を置いていた種目だ。
今大会に向けて一生懸命練習した平泳ぎ。
ずっと苦手にしていたが、ここ数ヶ月で急に
フォームが綺麗になったと褒められるようになった。
確かに、ついこの間までは全然進まず悩んでいたが、最近、
キックのたびにだいぶ前に進めるようになったかなと思う。
そうは言っても、自分が全くもって大会出場レベルでないのは明らか。
平泳ぎに限らずどの種目でも言えることだが、
私が出る25〜29歳区分はいかにも『ザ・水泳選手』という
感じの人ばかりだ。
私は度々エントリータイムが倍ほども違う人と一緒に泳ぐ羽目になり、
待ち時間に周囲を見渡しながら、何だか自分みたいな超初心者が
こんな所にいるのは場違いじゃないかとさえ感じた。
まぁ、結局その直後には、この期に及んで場違いだ何だと言っている
場合ではないので、ただ自分なりに練習の成果を発揮するべく
ベストを尽くそうと思い直すのだが…。
そうこうしているうちに、自分の出番がやってきた。
ピストルの合図が聞こえると、再びあの高くて傾斜のきついコース台から
おっかなびっくり何とか飛び込み、一掻き一蹴りでスタート。
やはりこの泳ぎ始めるまでの一連の動きがいまいち
スムーズにいかなかったが、泳ぎの方は大体練習どおりに出来た。
しっかり壁をタッチしてタイムを知らせる電光掲示板を見ると、
表示されていたのは私が目標としていた28秒台。
自分としては、十分納得のいく結果だった。
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こうして、今年の水泳大会は無事終了\(^o^)/
どの種目もしっかり完泳でき、普段の練習の成果を出せて、
今はとにかくホッとしたという気持ちが一番大きい。
それにしても、一昨年の夏、25m泳げることを目標に
水泳を習い始めた頃は、まさか自分の人生の中で
水泳大会に出場することがあろうとは夢にも思わなかった。
これは、自分のチームが、順位よりも楽しむことが一番、
その上で自分なりの目標をクリアできるよう頑張れば良いという
和気藹々とした雰囲気だから実現している。
“試合”というよりは、“習いごと発表会”に近い感覚で、
私のような初心者にこういった機会を与えてくれることを
大変ありがたく思う。
大会は終わったが、これからも
今より上達するように練習を続けるつもり。
去年と今年でクロール、背泳ぎ、平泳ぎに出たから、
来年はいよいよあの泳ぎか、、、?!!
ってか、あの泳ぎ、一向に泳げるようにならないうえ、
我ながら最も自分のキャラに合わないと思うのだが…σ(^◇^;)
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