土曜は従兄の結婚式だった。
式場は大阪天満宮で、家から1時間もあれば行ける場所。
しかし、8時45分から親族顔合わせ、9時半から挙式と、朝が早い。
そこで、近場なのに大げさだとは思ったが、前日は仕事を早退して
大阪市内の格安ビジネスホテルに泊まり、式に臨むこととなった。
いや、正直に言おう。
ここだけの話、私は他人の結婚式にはあまり興味がなく、
当日の個人的メインイベントは久々に振袖を着ることだった。
その為、泊りがけで、早朝始まる着付に備えたわけである(^_^;)
当日は、華やかな大振袖を2人掛かりでバッチリ着付けてもらった。
また、長い髪は全体をアップにしてもらい、顔は自分でフルメイク。
“馬子にも衣装”とはよく言ったもので、パッと印象が華やぎ、
ナルシストな私は、鏡に映る自分の姿を見て一人悦に入っていた。
披露宴は昼までに終了したが、折角の振袖なのに
すぐ脱いで洋服に着替えてしまうのは何だか勿体ない。
そこで、解散後は天満宮で着物写真を撮り、
さらには自宅近くの神社や家に帰ってからも記念撮影…。
母に言ってとにかく写真を沢山撮ってもらった。
同じようなことを昔書いた気がするなと振り返ってみたら、
あった、あった
00/12/17 振袖の一日。
01/01/09 せいじんしき。
まだ10代だったあの時は、私の晴れ姿を父がとても喜んで、
用もないのに平安神宮や京都御所へ車で連れて行かれ、
何度もカメラが向けられた。
…まるで昨日のことのように思い出される。
自分の年齢を考えると振袖を着る機会はこれが最後かもしれない。
成人式前撮り写真、成人式当日、大学卒業式、そして従兄結婚式と
これが4回目だが、果たして元は取れたのだろうか…(-"-;)
ところで、、、
今回も振袖で過ごす一日は大変窮屈で疲れた。
特に、草履の鼻緒が当たり痛くてたまらない。
痛みのせいで変な歩き方しかできず、おかしな所に力が
入っていたのだろう、翌日はふくらはぎの筋肉痛に襲われた。
普段全く着物を着ない人間が急に雅な着物美人に
なれるわけではないと思い知った次第である(;^_^A
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