(続き。)
イスDは初めてだったが、思ったほど土俵から遠くなく、
5,400円のイスBと距離的にはほとんど変わらなかった。
この内容でこの値段ならお得感がある。
ちょうど近くの高島屋で“越前かにめし弁当”を調達したので、
まずは自席でそれを頬張りつつ館内の様子を伺う。
20代女性が単独でかにめしを食べながら大相撲の初日を観戦なんて
なかなか乙ではないかと一人悦に入る私であった( ̄ー ̄)ニヤリッ
食事を終えると、土俵の真ん前である溜まり席
(通称:砂かぶり)に移動して観戦に集中した。
二段目や幕下あたりの取組なので、無名の力士ばかりなのだが、
さすがに前から3列目で見るとすごい迫力。
土俵を割った力士が勢い余って吹っ飛んでくることもあるので、
時折、身の危険を感じるほどだ。
この時間帯の砂かぶりは、正規の切符を持った人はほぼ皆無で、
辺りには私と同じようなマニアが適当に腰掛けていた。
やがて座席券を持った客が現れると、当たり前だが
速やかにその場から退散しなければならない。
こんな時スマートに立ち去れるようにと、
身軽な格好と手荷物でいたのだが、実際は、
気まずく慌ててしまうところがいかにも小心者である(^^;
十両戦が始まると、本来のイスD席に戻って…ではなく、
マス席の最後列に腰掛けて観戦した。
やはり注目の初日だけあって、客の入りは上々。
館内には幕内土俵入りが始まる前に「満員御礼」の垂れ幕が
掛かったが、実際には空席も多く、マス席でも後ろの方なら
売れていないだろうと思ったので。
私の読みは当たり、同じ列はほとんどが似たような状況の人達。
何故か途中から見知らぬ人(明らかにマス切符持ちではない)と
相席で観戦していたが、アイスを食べながらゆったり観戦できた。
ただ…当日券での安上がり大相撲観戦はやっぱり朝から一日仕事。
途中でだれてくるし、かと言って他に行く所もなく、
楽しかったけれどかなり疲れる観戦だったのも事実である。
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