試験監督のバイトをしてるって話は前にも書いたけど、
そこで最近問題になってることがある。
「カンニング」…これが本当に多い。
以前から私たち監督バイトや塾の先生たちの間で一番有名なのが、
ある小4の女の子。
私はつい先日までそのクラスを持ったことがなかったんだけど、
バイト仲間によると、どうにもこうにもひどいらしく、
また彼女も中学生ぐらいになればもうちょっとうまくできそうなものなのに、
ここはやっぱり小学生…。
一生懸命に隣の席に顔を近づけ、けなげに答案を写しているらしい(~_~;)
あとで答案用紙を処理すると、当然、全科目において
全く同じ答案が2枚でてくることに。
それでも本人はバレてないと思ってるんだろうか??
そして私、先日初めてそのクラスを担当した。
彼女に初めて接したんだけど、パッと見、普通の可愛らしい、
そして人懐っこい感じの女の子。
誰かに諭されたのか、自分で成長したのかは分からないけれど、
カンニングはしなくなっていた。
だけど、今度は試験中、質問の嵐…。
テストの最中、やたらと手を挙げ、しかも内容に直結した質問をしてくる。
そこにはちょっとでもヒントを漏らしてくれないかって意図が見え見え。。。
残念だけど私たちも小学生の考えたワナにはまったりはしない^^;
差し支えなさそうなところは答えることもあるけれど、基本的には
「さあ、どうかなあ」「んー、知らなーい」とはぐらかす。
そうするとその子はブウっとふくれたような表情を見せる。
ほんとはね、私たちももっと厳しくしなくちゃいけない。
不正行為はだめ、それじゃもちろん入試には通用しないし、
模擬試験の意味がない。
第一、社会のルールとしてこれは守らなくちゃいけない。
だけど、、、
その子、塾でも学力レベルの低いクラスにいる。
塾の先生いわく、その子の親が大変厳しいそうで、
成績が悪いとどうも子供を叱りすぎるらしい。
「しっかり勉強して、いい中学に入ってちょうだい」
…きっと毎日こう言われてるんだろう。。。
恐らくプレッシャーで小さな胸を痛めながら
必死で隣の答案を写していたのだと思う。
心の中で、私の子供時代や今自分が向き合っている
受験勉強と重なるからだろうか、、、、
一見単純なバイトで、もちろん生徒さんの前ではそんなそぶりを
見せないけれど、私自身も複雑な気持ちにならざるをえなかった。