物心つく前から29歳の今に至るまでずっと、
12月に入り家の中をクリスマス仕様に飾り付けるのは私の役目だ。
最も古い記憶は5歳の時。
幼稚園で紙とビニール紐を使って作ったブーツを部屋に飾った。
小学生の時はサンタさんからクリスマスにちなんだ品物が送られ、
年を追うごとに飾りは増えた。
さらに、小学校高学年〜高校時代は手芸に凝って
毎年のようにタペストリーやリースを手作りしたので、
デコレーションアイテムはますます数を増していった。
しかし、これらはあくまで、脇役達。
いつの世においてもクリスマス装飾の主役は
ツリーと相場が決まっている
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幼い頃、我が家にはクリスマスツリーが無かった。
その代わりにというわけではないが、居間にユッカの木があったので、
そこにキラキラのモールや手作りオーナメントを飾りつけた。
勿論、それで満足していたわけではない。
私がクリスマスツリーを欲しがったことは数知れず。
それでかどうかは分からないが、ある時、
母が高さ30cmほどの金色のツリーを買ってきた。
しかし、思っていたものよりあまりにも小さく、
ここに装飾をする余地はない。
仕方なく、これまでどおりユッカの飾り付けをしつつ、
一応、金のツリーもタンスの上など地味めな場所に置いていた。
そんなクリスマスを何年も過ごしたが、ある年、遂に念願叶って
我が家に100cmほどのクリスマスツリーがやってきた。
年の離れた親戚から譲ってもらったお古で、
チャチなものだったが、嬉しかったのを覚えている。
以降、昨年のクリスマスまで毎年欠かさずリビングに飾った。
だが、今年、そのツリーをとうとうお払い箱にした。
と言うのも、すっかり年代モノとなったクリスマスツリーは、
少し触っただけで葉っぱ部分の細長いセロハンが抜け落ち、
部屋を汚していた。
秋に畳を張り替えた際、その残骸が隙間から沢山出てきたそうだ。
従兄妹と私で合わせて30年以上、もう折れ曲がるほど使ったので、
今回思い切って処分した次第。
他にも、古くなったクリスマス飾りを幾つか廃棄した。
今年のクリスマスは、元はツリーに巻きつけていたライトを
窓際のラックに引っ掛けてみた。
ピカピカ光らせてみると、意外に雰囲気が出て、悪くない(^_^)
明日までというのも何だか淋しいので、大晦日あたりまで楽しもうかな。
Merry Christmas(*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆
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