昨年デジカメを購入して以来、事あるごとに持ち歩いている。
撮った写真はデータ保存するほか、気に入ったものは
プリントして手作業でアルバムに貼っている。
年の瀬にそんな写真達を眺めながら、今年はものすごく濃い1年だったなあと。
1月のパソコン購入。
3月に行った野沢温泉へのスキー旅行、大相撲大阪場所の観戦。
9月のゴスペルライブ、南紀勝浦1泊旅行、日帰り愛知万博。
8月から12月にかけての第九練習と本番は記憶に新しい。
見ていると、楽しい思い出や人混みでヘロヘロになった思い出が
蘇ってきて飽きない。
でも、ふと、6月に京都御所で撮影した写真を見て複雑な気持ちになる。
試験の結果を知らせる掲示板を見に行って、その帰りに撮った
花木や風景の写真だ。
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今年は仕事や転職で悩み、行動を起こした年でもあった。
特に4月の繁忙期は残業も多く、早朝や深夜に勉強しようにも
疲れて思うようにいかなかった。
受験を職場の人に勘繰られないように、試験まであと数日という時にも、
残業を続け、しんどい顔もできず、飲み会の誘いも断れず…苦しかった。
だけど、試験の結果が分かった時、残念だと思うと同時に、ホッとした。
これが自分の正直な気持ちなんだな、この時初めて気が付いた。
今後のことを考えた時、私は受験を続けない道を選んだ。
なぜなら、このままあと1年やって、レベルアップを図れたとしても、
結局は自分で自分を追い込んでいくだけだと考えたから。
たった2年3年でも、今の仕事の中で知らず知らずのうちに
積み上げてきたものがある。
上手くやれば今回のようにリスクを負わずに済むのは準備段階だけで、
結局、いつかどこかの時点で、今ある全てを投げ打って新しい世界に
入っていくか否か選択をしなければならない。
いざ結論を下そうとなると、私にはそれができないだろう…。
あれから半年経って、本当は今も色々と模索している状態。
他に何かやりたいことや夢があればと思うけれど、今の私にはない。
現状維持というリスクを抱えながら、かといって何か行動をとることもなく。
どうすれば自分の幸せに近づくことができるのか分からないでいる。
自分をとりまく環境を冷静に見つめ、ただアンテナを張っている。
今年の初詣ででは、私は自分にとって正しい選択をしますように、とお願いした。
来年の初詣ででもまた、今年と同じことをお願いする。