公務員から公務員への転職に関してコメントを頂いたので、
そのことについて少し。
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私は卒業後国の出先機関へ就職し、4年勤めて退職。
その後市役所へ再就職して、現在3年目である。
かつて私が転職を考えた理由は、職場を取り巻く状況が
就職当時と急激に変わり2年後の身分さえ保障されなくなったこと、
当時勤めていた職場や組織に対する世間の風当たりが
非常に強く、仕事に誇りが持てないのが辛かったからだ。
公務員の公務員試験はなかなか厳しい。
社会人として給料貰っている身なので、勉強時間が取れない。
そのうえ、平日に試験だ面接だとなれば、
周囲に怪しまれず休む理由を考えないといけない。
しょーもないことでいちいち神経遣う。
ただ、考えようによっては、仕事さえきっちりやっていれば
言葉は悪いが「あわよくば転職」と思ってほぼノーリスクで
チャレンジ出来るので、その点は学生より気楽かもしれない。
無論、これは今の職場を辞めずに働きながら目指せる場合に限る。
どうせやるなら早い方がいい。
まず、20代後半になると、ほとんどの試験が年齢オーバーで
引っかかる。
年齢制限だけは努力でどうにもカバーできない。
また、受験勉強から長く離れると、
再度勉強の習慣をつけるだけでも大変。
以前覚えていたことも綺麗さっぱり忘れていて泣きたくなる。
もう一つ、今の職場で過ごす期間が長くなると、
いろんな所で人との繋がりが生まれ、思い出ができ、
自らの意思で職場を離れるのが辛くなるかもしれない。
私自身、かつて黙って転職活動していたことに罪悪感を感じ、
ここぞという時にとても心が揺れた。
正直、これには参った。
今の職場で働き続けていたら、また考えが変わるかもしれない。
それならそのときにまたよーく考えて
ベストな結論を導き出せばいいと思う。
そのためにも、受験準備をしながら、
自分や職場を巡る環境にアンテナを張っておくことも大切だ。
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私自身、とりあえず公務員を選んだクチ。
周囲の志望者は人の役に立ちたいとか市のために働きたいとか
言っていたけれど、私にはそんなの偽善者だとしか思えなかった。
公務員になってからも、私はこんな仕事をしたかったわけじゃない、
好きでこんな仕事やってるわけじゃない、
この状態が後何十年も続くのかとものすごい嫌気がさした。
しかし、そういや最近はそういう難しいことを
考えなくなったなと^^;
嫌なこともいっぱいあるけれど、今働いている市は結構好き。
今は、自分に与えられた仕事を真面目にこつこつやること、
その積み重ねが、結果的に市や市民生活を良くすることに
繋がっていたらいいなと思う。
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